『夢見りあむ』が許せない(2/4)【夢見りあむ文学の話】
【夢見りあむ文学の話】
ここからは具体的な選挙活動の記録です。
あんま選挙戦そのものに興味のない方には、退屈な内容かも知れませんね。
僕の作戦擬きに興味がある方は、こっちがメインになんですかね。
自白すると、総選挙期間中はボロが出ないようにかなりエゴサを行っていたんですけど、僕がりあむPでもあるのでは、みたいなお話はほとんど見かけなかったですね。 そこは安心しました。
まあでも、これは今回限り。僕の最初で最後の、りあむちゃんのプロデュースです。
僕がやりたかったのは、「りあむちゃんの炎上を制御すること」、「誰が勝っても負けてもいい流れを作ること」。簡単に言やー、これに尽きます。
もうこれだけで、僕の今日までの行動全部を知ってる人は、僕がやりたかったことに辿り着いてそうですけどね。
とかご高説垂れましたが、やったことは全然大したことなくて。記事ふたつ書いて、りあむちゃんの炎上見守って、笑いものにされていただけですね。
「壊してしまいましょう」なんて言いましたけど、結局りあむちゃんには炎上自体はしてもらう訳ですね。
要はアレです。火の番です、火の番。
そーそー、「安全かつ確実に」ね(笑)。
炎上制御するっつっても、てきとーな悪口ぽいぽい放り込んで、これぞ炎上パワーだ行けー! ってやるだけじゃダメな訳です。つーかそれはやりすぎると効果が薄いどころか、むしろ逆効果です。
不要な火種を放り込みはせず、炎上の様子を見守りながら。最小限の記事投下でコントロールを行うつもりでした。
炎上商法には四つの段階があって、
・炎上する
・目的を達成する(勝つ)
・火消しをする(道中含め)
・火に寄ってくる悪い虫を成敗する
これらを全部、淀みなく済ませる必要があります。
厄介なのは最後の理由ですね。これがなければ話は早かったんですよ。
まー分かりきってると思うんですけど、りあむちゃんは界隈外からも沢山のお友達を集めていました。ひっくるめて荒らしさん達ですね。全員まとめてAさんという仮称で続けます。
ああ勿論、りあむP=Aさんって言いたい訳じゃなくて。ほんとのほんとに外野ですね。拗らせた結果Aさんになっちゃった元プロデューサーとかも含めますけど。
炎上にはいくつか制御の方法があるんですけど、Aさんに満足して貰う為には、こーして僕みたいに界隈で偉そうな顔してる奴が滅茶苦茶釣られてたり、実際燃え尽きてる様を見せるのが手っ取り早かったりするんです。
ところがどっこい。
結果発表の頃には顔を見せてる人も居る気がするんですが、Aさんの中には僕よりもずっと頭の出来がよろしい方や、おタチのお悪い方が混ざってるっぽいんですよね。
具体的に言うと、ボヤレベルのなんちゃって炎上じゃ満足しなそーで。りあむちゃんを含めて、ガチで人の心を潰しに来てらっしゃる憎しみ溢れる方々も。
んでもって、AさんはAさんです。
Aさんらの目的は、AさんがAさんであることです(哲学)。
要は、荒れてればいいんですよ。
りあむちゃんだろーとそうじゃなかろーと、僕らプロデューサーがグシャグシャになっていれば楽しいわけですね。
Aさんにも色んなタイプが居ます。賢いAさんから脳筋Aさん、文字が読めるAさんから読めないAさん、元プロデューサーのAさんから完全外野のAさん、りあむちゃんに触れてくれるAさんからそうじゃないAさん、沢山です。
そーいう人らに予想外の暴れ方をされるとりあむちゃんに限らず他のアイドルに攻撃が始まったりだの、総選挙そのものが面倒くせーことになりかねません。だから適度に面倒を見る必要があります。
そんな何人居るかも分からない相手にビクビクしながら、僕は総選挙をやる必要がありました。
りあむちゃんの炎上を眺めつつ、その中でさらに悪い火が起きる前に潰さなきゃ、って気持ちでいたんですね。
まず「りあむP」の定義をします。
この記事ではりあむPを「りあむちゃんを今回の総選挙で上位入賞させたかった人」としています。一部のAさんもここに含みますね。
りあむPには二種類います。前の記事で示した通りですね。
「彼女は今勝ちたい子だと思うぜ」派。
「彼女は今勝ちたくない子だと思うけど、諸々の気持ちを込めて今勝たせるぜ」派ですね。僕を分類するなら後者ですかね。
例えば面白半分な投票でも、「荒らしてくれるの面白いし票入れるかワハハ」派と、「あ〜本当は勝ちたくないんだろうな〜でもこいつが苦しむ様が見たいんだ〜イヒヒ」派で分割可。
純粋に応援している人でも、「頑張ってね。君は今勝ってもいいんだよ」派と、「今じゃないと勝てないと思っちゃうんだよね。苦しいけどわかりみが深いよ」派で分割可。
あるいは総選挙の破壊みたいなのを目論む派でも、「今こいつ勝たせれば荒れて総選挙とデレマス荒れて台無しだぜ〜Fo~」派と、「まあそう簡単にはいかへんやろけど、そんな悪役を演じさせてあげることはきっと彼女の為なんやね」派で分割可ですね。
って感じで、絶対どちらかに分類できますね。
皆さんの解釈はどっちでした? あ、よく分からないぜ派は浮動票枠で。
なんにせよどんな派閥も、内野にとっても外野にとっても、彼女は「今炎上すること、勝つことに意味がある」と思われている訳です。炎上ってそういうものですし。
本当に「今しかない」アイドル性。そういうのが今年、誰よりも彼女が勢いづいていた理由に違いないですね。
で、総選挙開始のタイミングで大きめの炎が登場しました。
けれどこれがなかなか粗雑な火種だったので、その対処を視野に入れつつ、そこを起点に行動することに決めました。
2019年4月某日。
匿名ブログに「夢見りあむが許せない」って記事が投下されました。
これが始まりです。
最大手サークル様(笑)。
こちら、内容を一言で言うなら、りあむちゃんへの恨みつらみが書かれたテキスト長文です。もう修正されまくりなんですけどね。準備してないからそうなるんですよ(特大ブーメラン)。
僕の記事タイトルとも被ってしまうので、以降はこの記事を投下した人物のことは「Yさん」で行きますね。
あ、YさんがAさんの一人である可能性も勿論ありますよ。ややこしいですか。
もうこれね、口酸っぱく言いますけれど。
Yさん、Aさんと僕は全く面識のない別人なんですって。誰かしらとグルとかでもないんですって。単独犯なんですって。
こーいう記事用意してるんだから、絶対誤解されんでしょ?
いや僕ね? このYさん相手に滅茶苦茶ラブコールしてたんですよ。ただの愉快犯かもしれない相手に。わざわざ頭おかしいブログ記事書いて、連絡先まで晒して。
おかげで僕は、あちこちから完全に狂った奴認定ですよ?
あのですね、全部別人アピの為です。別・人・ア・ピ。あんだけやって「同一人物でしたー」な訳ないでしょ。
ハァ。まぁいいです。匿名性SNS許すまじ。
んで後から分かるんですが、これは釣り記事。どっかの誰かさんの創作だった訳ですね。
種明かしの頃には、りあむちゃんへの浮動票が沢山。一部アイドルはヘイトを流されてとばっちり。特に被害のなかった層なんかは絶賛すると。そんなノリを辿ります。
で、これ一見りあむちゃん的にはブースト要素しかないので、なんも都合悪くなく見えますけど、問題ありますからね。
一番の問題は、この書き方で被害にあった人間、一部のアイドル担当なんかにとっちゃ、ただのブチ切れ案件なことです。
炎上ってよっぽど上手くやらない限り、こうして誰かしらが傷つきますし。かといって誰かが被害に遭わないようなヌルい炎上だと刺激が足りないってなる層もいる訳で。取り扱いが難しいものですね。
僕だってこれを「釣りなのかな」とは考えてたんですよ?
これが巻き起こした炎は、「綺麗すぎた」気がしたんです。
総選挙開始とほぼ同時に記事投下。ヘイトの行き先が自然過ぎ。読みやすい文章量。夢見りあむをタイトルに組み込むことによるサジェスト汚染。
タイミング、話題性、質と量。非の打ちどころゼロ。ぜ~んぶ完璧だったんですもん。
まあ考えすぎだったのかも知れませんが。
どちらにせよ、ここには保険打つことにしました。
要はこれが、釣りだろうとそうじゃなかろうと、どんな意図があろうとなかろうと。ある程度、平和に収まる準備を進めていました。
Yさん、Aさんたちが楽しく遊んでいるのを眺めつつ。その後のお掃除の準備を、僕はせっせかせっせか進めていた訳です。
これが後に『「夢見りあむが許せない」の正体』って記事を書く理由に繋がります。
なんにせよ、このYさんをきっかけに、匿名ブログやTwitterではあらゆる理由で彼女をダシにしたヘイトスピーチ擬きが大量発生し、りあむちゃんへの投票も伸び始めました。
夢見りあむ文学、なんて呼ばれる一種のコンテンツも出来ました。今はお気持ち表明って言い方のほうがメジャーですか? あれまだ続いてるか怪しいですけど。
実際、これらの記事がどれほど投票への影響を与えていたのかは、不明なんですよね。ただAさんたちがここにあーだこーだ書いてくれる分には、その後の展開を考える上では都合がよかったです。
悲しい哉、夢見りあむ文学みたいなものは必要でしたね。
もしこんな露骨な叩きがなければ、彼女の印象は段々と「愛され炎上芸アイドル」に変化。そういうヌルさから、炎上性、話題性、YさんやAさんの注意が消滅し、結果的に票をがくっと落としちゃいます。
だから皆の為、そして彼女自身の為にも、彼女はガチで燃えてたり、怒られてないとダメなんですよね。本当頑張ってくれてたんですよ?
こんな流れを望んで、一部のりあむPや、りあむちゃんに目をつけているAさんが匿名で沢山の記事を自演的に書いていた可能性は、普通にありました。この流れのどっからどこまでが、彼らの見えざる犯行なのかは、読者側の僕たちには永遠の謎ですね。
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※ 閑話として書いていた部分を丸ごと省略しました。ここでは本来、僕が総選挙開始時に投下した動画に隠して、Pa総選挙上位レース参加者の順位予想をしていたよー、それがぴったし当たってたよー、それを元に展開を考えていたよー、ってお話をしていました。記事内容にあまり関係がないことなので、興味のある方のみTwitter辿ってください。
夢見りあむ文学の成立を観測しつつ、僕は『夢見りあむは許される』って記事を書いていました。
夢見りあむ文学が燃えてくれる分には一向に構いません。
ただあの流れを続けていると、いずれ他のアイドルにも飛び火しかねませんし、りあむちゃんの擁護の為にも、どこかで炎上性に変化を加える必要がありました。
てことで、この『許される』で「りあむちゃんの炎上に反発し過ぎず、その炎上を個性と認め、皆正々堂々戦おう!」みたいなお話をするつもりでした。
でもこれだと不十分だよなーって早めに判断して、記事内容を変更しました。
期待というか、不安というか、そういうのを込めて、とある対立煽りの記事を書き始めました。
この記事はどういう気持ちで書いたんだろう、ってすげー多くの人に言われたんですけど。
まあ、心底複雑な気持ちでしたよ。唸りながら書いてましたね。これ書いた日熱出しました。ウフフ。
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2019年4月22日。
藍子ちゃんのガシャが来ました。ガシャブ発生ですね。
この日の夜ですね。
『夢見りあむは許される』の改造記事、
『夢見りあむは高森藍子が倒します』を投下しました。
滅茶苦茶長いので、読んでいない方は読まなくても大丈夫ですよ。
もう分かると思うんですけど、これは二人の為の記事です。
一言で言うと、りあむちゃんも藍子ちゃんもアイドルとして面白い。
どっちも尊重して正々堂々勝負しよう。みたいな記事です。あ、そういうこと言ってるつもりでした。10000文字あるんですけど、ホント中身それだけです。
これをある程度話題にして頂きました。自賛ではなく、かなりうるさく拡散希望しましたからね。一部の人には「燃やせ」とまで言いました。
実はこれも、内容そのものはそんな関係ねーんです。
……嗚呼。
僕は今から、「この記事を書いた真の目的はァ~…」のような。
そんなサムい解説をする訳ですか。いやここまで全部そうですが。
一から話すと言った以上、もう徹底的にやるんですけどね。
『倒します』の、内容外の意図を簡単にまとめると、こんな感じでした。
①藍子ちゃんに票が入ること
②りあむちゃんに票が入ること
③中間発表の順位が藍子ちゃん>りあむちゃんでもいい理由が支持を集めること
④③の逆
⑤夢見りあむ文学の継続。それに伴うYさん、Aさんの注意逸らし・火種の固定化
⑥賑やかし、サンドバッグ。不満の行き先の固定化
これらを「誰よりも早く」「中間発表前に」話すことですね。
とにかくこの記事は、話題になるだけでよかったんです。
これがシンプルな対立構造として機能して、二人のどちらかに投票がぶれてくれるのが、分かりやすい①②の狙い。
③④が主な理由で、こうして二人の争いを「デレマスの土俵」「アイドル性の勝負」に持ち込んで、正当な流れの一つとして界隈が認識してくれれば、りあむちゃんか藍子ちゃん、もとい彼女が倒してしまうアイドル達、そのどちらかをただの悪者扱いすることってほぼ不可能になります。
仮にこの記事が滅茶苦茶賛成派ばかりで、超綺麗な高森藍子ブーストとしてキマっていた場合も、それはそれで新手の選挙活動、って言い方が通ります。この流れを作るくらいしかりあむちゃんに勝つ方法はないと思ってましたしね。
逆に反対派ばかりとなると、その場合「りあむちゃんが勝つべきアイドルだと支持されたから」って話を残せますね。
一番楽なのが賛否両論でした。「どちらも支持されてます!」って言えますからね。
賛成されても反対されてもOK。読んでも読まなくてもOK。
記事へのリアクションそのものに意味がありました。りあむちゃんの炎上とかと同じで、反応を示した時点で即効果のあるような代物だった訳です。
恐れていた可能性の一つは、「こういう話を先にどこかで煽る感じで話されて、不要な争いが生まれること」ですね。匿名でやられるとダルかったです。そこを防止する意図もありました。
こういう記事が先に話題になっちゃえば、もうここから先、不快なだけの対立煽りは出来なくなりますからね。その可能性は即潰しました。少なくともこの二人をぶつける構図はどこにも作れないですね。って具合にむしろ最優先で藍子ちゃん保護してるんですけど伝わらないもんですね。それならそれで僕が戦犯扱いされるだけなのでいいんですが。
で、この二人を守れれば、他のアイドルも擁護できますね。
例えば美嘉姉やしゅがはがりあむちゃんに勝っていた場合でも、その時はこの記事を盾にして、そのまま両者を擁護しに向かう予定でした。どんなパターンでも機能する柔軟な盾です。
この記事は匿名じゃダメでしたね。
「頭がおかしくて自分に影響力のあると思い込んでいる、熱心だけど盲目的な高森藍子P」が言ってないといけませんからね。はい、僕でしょ?
P各位も「こんな記事があったせいで藍子に不利材料が出来た」「最終的に煽ったお前が悪い」「藍子ちゃんかわいそう…」「大物を気取って偉そうなことを言っているだけ」「あの藍子P悔しがってるかな〜」「つまらない」。
な〜んて、界隈各位が負けた理由だとか、不満をぶつけられる手ごろなサンドバッグ性もついております!
これで個人でりあむちゃん相手に余計な喧嘩ふっかけるような輩も居なくなりますね。ちなみに上のは全部言われました。アハハ。
内容、自分で見直していて笑いました。
藍子ちゃんには、「今勝ってください」。
りあむちゃんには、「対立します。それが僕の最初のプロデュースです」ですか。気持ち悪いですね。
でも言うこと言っててよかったです。
まあ、こう言うと自分の思い通りに話が進んだぜ、って言ってるようですけど。
あれが活きたのは、賛否問わず、SNS上の皆さんが反応してくれたからですね。だから「全プロデューサー」に発信したんです。
本当にありがとうございました。
皮肉でもなんでもない、心からのお礼です。
SNSの投稿には、投稿者本人より第三者がそれを話題にしている投稿のほうが、拡散性が高いという特徴があるんですよね。幸いだったのは、この記事がそういった形で拡散して貰えたことです。丁度いい火加減でした。
『倒します』がある程度拡散・閲覧されたことを把握した辺りで、僕が最もやるべき事は終わりました。総選挙活動のまとめと言いながら、表向きの行動としてはりあむちゃんの炎をドキドキしながら眺めて、一記事の投下で終わっちゃいましたね。
場合によっては僕も匿名記事を書かないといけなかったので、そうならなくてよかったです。
(場所を悩んだんですけど、私信出しときますね。
僕のこれまでの記事と行動、めっちゃ分析する人が分析してんですよね。ここにも来てるんですかね。本当何してんですかね貴方。ほとんど当たってて怖いです。人がポエムや奇行に隠した裏の意図まで読まないでください。そういう人が居るから油断できねーんですマジで。よく両方の担当でもない貴方が気づきますよね。
そうですよ、正解です。このタイミング、この二人じゃないとダメでした。悲しい作戦でしょ。まあそれ話してお互いに得るものはないのもわかりますよね。貴方が話のわかる人で嬉しいです(懐柔)。貴方みたいな人がAさん側に沢山居たら終わってましたね。
来年以降の総選挙ムーブとして考えるのはいいんですけど、僕の記事は炎上の制御が目的なものなので、強い票誘導力とかは持たないはずですよ)
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尚、この直後に「ナターリアスネーク」が発生します。
これは僕もその全てを知っているわけではないので、多分検索とかしてまとめ記事を見てもらった方が早いですね。
簡単に言うと、海外の著名人達がナターリアへ投票する流れを生み出し、実際に票が伸びた現象、ですね。
これでほぼ、Pa総選挙の中間順位の予想は済みました。
ヴァリサと藍子ちゃんは上位に入れないんだろうな、って正直見限っちゃいましたね。アハハ。
後は中間発表を待つのみでしたね。